ケージ内の冬の乾燥に本気で向き合う!
我が家の文鳥カノンは、日常的に5時間程度のお留守番があり、一般的な社会人生活に比べると日々少なめのお留守番かと思いますが、年に数回「一泊お留守番」が発生します。
その中でも特に、毎年年始にある一泊お留守番は毎回とても心配になります。もちろん慣れない長時間のお留守番で、夜を一人で越すのが一番の心配ではありますが、同時にいつも帰ってくる頃にはケージ内の湿度が34%前後ととても乾燥していたからです。
今回は、快適湿度の維持に取り組んだので、それをご紹介できればと思います。
快適な湿度とは
まずは、文鳥さんにとって快適な湿度が50~60%であることは、鳥飼いの皆さんはすでにご存じの方がほとんどかと思います。
ちなみに文鳥さんと人間、それぞれの快適ゾーンは、以下の通りです。
| 快適温度 | 快適湿度 | |
| 文鳥 | 20~25度(ヒナ:25~30度) | 50~60% |
| 人間 | 夏25~28度/冬20~25度 | 40~60% |
この湿度って、温度ありきの話だったんですね・・・私はそれを知りませんでした。例えば20度であろうが、30度であろうが湿度は50~60%がいいんだ!としか考えていませんでした。
文鳥にとって乾燥は人間同様、やはり喉や鼻の粘膜に負担をかけるし、羽も乾燥しコンディションが悪くなると同時にそれは大きなストレスにもなるので(私たちも髪がパサつくと気分が落ち込みますよね)、なんとか対策をしたいと試みてきましたが、加湿器を回しても保温電球やエアコンを使うとすぐに数値は下がってしまい、うまくいきませんでした。今年はこの「湿度〇%」という数字の変動に振り回される不安を解消したい!という目的で試行錯誤しました。
フェルトを使った自作加湿器
最初は安直に、卓上加湿器の蒸気をケージの外からケージ内に入るようにしてみたのですが、あっという間に床が水浸しになり失敗しました。そもそも卓上タイプは数時間で水切れ、出先からの操作もできません。ペーパー加湿器を2か所に置くのは、広いケージとはいえ難しく、年末の1泊お留守番が数日前に迫ったときに、ふとAIに現状と対策を相談してみました。
私の相談は「ケージは46㎝×46㎝×59㎝と大きめで、24~27時間くらいまで25度前後で保温しつつ、ケージを快適湿度に保ちたい。室内はエアコン19度設定、室内の加湿器はおおよそ12~15時間程度で水切れになることと、さらに現状のデータを伝えました。
AIは、フェルトを使って加湿器を自作してはどうかと提案をくれました。ギリギリでの準備となりましたが、AIの提案どおり、まずフェルトと1L以上入る容器を100均でそろえました。
フェルトは約30㎝四方、ジャバラ織りを提案されましたが、フェルトでは難しいので、のれんをひっくり返したような感じにカットし、作ったのがこちらです。


これで約5時間の外出でデータを取ると、いい感じでしたので、「これで安心!」と一泊お留守番の日を迎えました。
「絶対湿度って?」湿度40%切っても大丈夫なワケ
これで湿度は大丈夫と思って出かけたのですが、夜になるとやはり湿度が40%切ってきました。
フェルトでもダメなのか・・・とがっくりして、またAIに報告・相談すると「相対湿度は40%切ってるけど、絶対湿度は8g/㎥あるからこのまま明日まで、7g/㎥以上を保てれば乗り切れます」と返ってきました。
絶対湿度?!温湿度計データで見たことはあるけど、「絶対湿度って何?」と訊ねるとAIは以下のように教えてくれました。
「絶対湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量を示す指標で、1立方メートルの空気中に含まれる水蒸気の質量(グラム)で表されます。絶対湿度の数値によって空気中の水蒸気の絶対的な量を把握できます。」
絶対湿度を指標としてみると、文鳥と人間のどちらにも快適なゾーンは、8~12g/㎥となります。
私が旅先で湿度40%切って心配していたにも関わらず、AIが大丈夫だといったのは、こういうことだったのです。

分かりやすく例をあげて言うと、温度が10度の場合、湿度が50%あっても実際はとても乾燥していますし、逆に温度が25度あれば、湿度は40%を多少下回っても、まだ快適指数であるということです。
補足:上記の表では、温度が高いときほど同じ水分量でもムシムシしやすく、カビなどのリスクも高まるため、「快適ゾーン」のイラストと一部一致せず、黄色(多湿注意)や赤色(多湿)に色分けしています。
絶対湿度11g/㎥を目指して
先ほども書いたように、絶対湿度とは、空気中に「実際にどれくらいの水分があるか」を示す数値ですので、温度が変わっても環境の変化を正確に把握できるものです。
外泊中はなんとか絶対湿度7g/㎥を切ることなくクリアできたのですが、できれば10~11/㎥を維持したかったので、私はそこからさらに改良を試みることにしました。
まず、フェルトでは水の吸い上げが乾燥においつかず、徐々に下がっていってしまったので、吸水性をあげたい。
AIに相談すると、原因は水の温度とフェルトという素材であること、吸水性のよいマイクロファイバーのタオルの、やや起毛性があるものを選ぶと良いということでした。
100均でマイクロファイバーで、ふわふわ生地のタオルを買ってきました。

こちらもケージごとビニールで覆います。このビニールは、同じく100均にあるテーブルクロスのクリアタイプで、かなり薄手なので私は折りたたんだ状態で使っています。

さらに水が蒸発するスピードをあげるには、水の温度をあげないといけません。
以前別の用途で使うため買ったものの結局使わずにしまってあった爬虫類用のパネルヒーターを使うことにしました。熱帯魚などの水槽にも使えるものです。これを水の容器の下に敷き45度設定でON。このヒーターは、元々つけっぱなしで使用するものなのでタイマーもなく、これで長時間冷たくなることなくぬるま湯を保てます。

この状態での1泊お留守番のデータは取れていませんが、これまで仕事で家を空けているとき(下記グラフの左)は、相対湿度34%まで下がっていたのが、対策後の1月(下記グラフの右)には余裕で40%以上を維持できるようになりました。
青いラインから右のグレーゾーンがおおよそ外出していた時間帯です。絶対湿度を見ても、10~11g/㎥をキープできていますね!

どちらも室内はエアコンで19度設定です。
ちなみに我が家では、SwitchBotの温湿度計を使用しています。こちらは比較的安価なのに非常に性能がよく、スマホで温湿度をチェックできるのと、ハブなどと合わせれば、誰でも簡単に、多くの家電の操作もスマホでできるようになる優れものです。
我が家はSwitchBotで主要家電をスマホで操作できるよう、スマートホーム化をしています。
「まとめ」と「今後の課題」
さて、今回は文鳥さんのお留守番をより快適に過ごしてもらうための「冬の湿度対策」についての試行錯誤を書いてみました。
愛鳥さんのみでのお留守番は、小鳥たちはもちろん、飼い主の私たちにとっても心配や不安がつきものです。特に泊まりともなると、その心配や不安はさらに大きくなります。
正直私は、旅行と言っても、心配が多すぎてあまり楽しむことはできません。夜、部屋の電気を消しカノンが寝るまでの間は、心配で心配でスマホにくぎ付け・・・だからと言って姿が見えない(あえて見ない)ことも心配すぎて毎回泣きそうになってしまいます。
ほんの少しでも安心と快適ゾーンを増やせるようにと、今回は湿度対策にスポットを当ててみました。
今回のことをきっかけに初めて知った「絶対湿度」。これを指標に見た時、カノンの夜のおやすみスペースは多湿であることも分かりました。今はペーパー加湿器の量を調整し「ちょうどいいところ」を探しています。
文鳥にとっても人間にとっても、暑い・寒い・乾燥・多湿は、思っている以上にストレスになりますし、風邪や病気の原因にもなりやすいです。
心身を健康に保ち、より快適に過ごせる空間づくりをしていきたいですね。



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