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日光浴について 文鳥vs人間

文鳥×心理学

文鳥さんに日光浴をさせてあげられてますか?日光浴をすることでビタミンDが生成されて、骨や羽などを健康に保つことができると言われています。

日光浴が健康に良いのは、人間にとっても同じで、特に朝目が覚めたらカーテンを開け、光を浴びると良いと言われていますよね。

今回は、そんな文鳥にとっても人間にとっても大切な日光浴について掘り下げてみたいと思います。

日光浴 文鳥vs人間

文鳥と人間、それぞれにとって、推奨されている日光浴は、どれくらいかご存じでしょうか?

以前小鳥の病院で聞いたところ、文鳥は1日10分程度で、1日に必要なビタミンDを作れるそうです。なので、例えば洗濯物を干している時間など、少しの時間で充分だそうですよ。

一方私たち人間は、おおよそですが10分~30分程度の日光浴が好ましいと言われています。季節やその日のお天気、お住いの地域、また個人差(健康状態や肌タイプなど)によっても変わってきますが、ビタミンDの生成には30分程度の日光浴が必要なんだそうです。

文鳥が日光浴する理由と効果

それでは早速、文鳥が日光浴をすることで得られること、メリットやデメリットをあげてみましょう。

①羽の健康維持

文鳥はしっぽの付け根部分に「尾脂腺(びしせん)」と言う脂が出るところがあります。ここをくちばしでつついて、くちばしにその脂をつけて、羽繕いをします。そうすることで、水を弾くツヤのある羽を維持しているのですが、この脂、日光に当たることでビタミンDになります。ビタミンDは、骨や羽を健康に保つのに必要な成分です。日光浴しながら羽繕いをする姿は、文鳥にとってとても自然で理にかなっていることが分かりますね。

②殺菌効果と体温調整

文鳥は日光浴することで、羽についた菌やダニなどを減らす効果があり、また身体を温めて、体温調整を助ける作用もあると言われています。

③リフレッシュ効果

日光浴は、ストレス軽減にも役立つと言われています。これは後にでも出てくるUV-Aという紫外線がかかわっています。繊細な文鳥にとって、日光浴はメンタルケアにもなるのですね。

日光浴のデメリット

日光浴そのものにデメリットは特にありませんが、ただ外に出せばいいわけではありません。間違ったやり方で日光浴させたりすると危険です。日光浴に伴う危険はいくつかありますので、ご紹介します。

①熱中症の心配

長すぎる日光浴は、熱中症の危険性が高まります。特に夏場は気を付けないと、文鳥は体も小さく、発汗機能がないためすぐに熱中症になってしまいます。「日光浴は体にいいから」と言って、長時間外に出しておかないよう気を付けましょう。

②外敵に狙われる

日光浴の際に、ベランダなどケージごと外に出してあげる方も多いと思います。カラスや猫などが狙っている場合もあるので、必ず目を離さないように、またケージのそばから離れないよう近くにいてあげましょう。「ちょっとだけだから」と人間の気がゆるむ瞬間を、外敵は狙っているかもしれません。

③ロストの危険

「日光浴のときにロストしてしまった」というケースは非常に多く聞きます。ベランダなどへケージを運ぶときに、ケージの留め具が外れて戸が開いてしまい、びっくりした小鳥が飛んで行ったしまったとか、運ぶ際に窓などにぶつけてよろけてしまいケージを落としたとか、台の上にケージを置いたつもりが何かの拍子で落ちてケージが開いて逃げてしまったなどなど・・・日光浴をさせてあげるときには、細心の注意が必要です。

紫外線の種類「窓越しの日光浴に意味がないと言われる理由」

ところで、暑すぎる夏や寒すぎる冬、外に出さず日が当たる窓際で日光浴をさせたことはありませんか?

私はあります。カノンを迎えたのは冬だったので、寒いからケージを窓際に移動させて日光浴をさせていたのですが、実はこれはあまり意味がありません。

まず紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」と3つありますが、UV-Cは地上まで届かず、私たちは太陽の光に当たるとUV-AとUV-Bを浴びています。

もちろん、小鳥たちの日光浴も同様ですね。しかし、日光浴を窓越しにしようとすると、この必要な紫外線の「UV-A」「UV-B」は、窓ガラスによってカットされてしまうんです。UV-Aは約50%ほどしか通過せず(ちなみに複層ガラスの場合は、10~20%ほどしか通過しないんだとか!)、UV-Bはほとんどカットされて通過しません。

でも窓越しでも日焼けするよね?と思った方、正解です。

これはUV-Aが多少なりとも通過するからですね。UV-Aはシミやしわの原因となったり、皮膚を黒くする日焼けを起こします。ヒリヒリ赤くなる日焼けはUV-Bが原因なんだそうですよ。そして・・・ビタミンD生成に必要な紫外線は、窓ガラスでほとんどカットされるUV-Bのほうです。

これが、窓越しの日光浴では意味がないと言われる理由なんです。

ただし、先ほど書いたとおりUV-Aは約50%は通過します。UV-Aは、文鳥さんのメンタルや発情に関わるそうです。文鳥の目は、紫外線が見えるというのをご存じの方もいるかもしれません。文鳥が見えてる紫外線はUV-Aなのですが、これによってメラトニンやホルモン分泌が変化し、発情が促されたり、気分が良くなると言われています。

発情を抑制したいときは、日光浴を調整するのもいいですね。

ちなみに人間も、太陽の光を目に浴びるとメンタルが安定すると言われてますが、これは次の章で詳しく説明します。

人間にとっての日光浴の効果

さて、それでは次に人間の日光浴についてみていきましょう。

①ビタミンD合成

人は皮膚が日光に当たることでビタミンDが作られます。文鳥は、尾脂腺からの脂+紫外線でビタミンDが作られますが、人間は直接皮膚で作られるんですね。

②メンタルの安定

先ほど、日光浴はメンタル安定にもよいと書きましたが、これは紫外線というより、可視光(青色光:ブルーライト)です。太陽の光を浴びることで、脳内のスイッチが切り替わり、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が止まり、幸せホルモンともいわれるセロトニンが活性化します。夜になると朝分泌されたセロトニンからメラトニンが作られることで、自然と眠たくなり睡眠の質が上がります。こうすることで、体内時計(概日リズム)も整ってきます。

③睡眠の質向上

さて、朝日光浴をすることで、ビタミンDが作られ、セロトニンが分泌され、体内時計がリセットされることで、夜になると自然な眠気がでてきます。セロトニンはおおよそ14~16時間でメラトニンに変わり始めます。例えば朝7時に太陽の光を浴びると、21~23時頃に自然と眠たくなるでしょう。(部屋が明るかったり、スマホ・パソコンを見てるとせっかくの眠気が出にくくなります)

ご自身の生活に合わせて日光浴をすると、生活のリズムが整いやすいですね。

④免疫力の向上と血流のアップ

まだまだメリットはあります。ビタミンDには免疫細胞を活性化する働きがあるので、風邪や感染症予防にも役立ちます。

そしてUV-Aを浴びると、血管を広げる物質の「一酸化窒素」が血管を広げ、血流が良くなることで、血圧を下げる効果も期待できるそうですよ。

日光浴できないときは?

さて、ここまで文鳥と人間の日光浴について、メリットとデメリットをご紹介してきました。

しかし、いろんな事情で「文鳥さんを日光浴させてあげられない!」という方もおられるかと思います。実を言うと、私もその一人です。

お住いの環境のみならず、冬は雪、夏は猛暑などお天気の都合で日光浴をためらう方も多いのではないでしょうか?

そんな方には、「小鳥用の日光浴ライト」というのがあります。このライトには、UV-AとUV-Bがバランスよく含まれていて、太陽光に近い光を再現してくれます。これがあると、部屋の中で安心して日光浴をさせてあげられます。

使うときのポイントと注意点ですが、まずケージとライトとの距離。

文鳥とライトの距離は約20~30cmが目安になります。近すぎ、遠すぎないようにしましょう。またケージ全体に当てるのではなく、逃げられる「日陰」も作ってあげましょうね。

そして意外と知られていないのですが、ライトには寿命があります。ライトが明るく点いていても、紫外線は半年~1年ほどで出なくなりますので、定期的に交換してあげてくださいね。

まとめ

それでは最後に、ここまでのお話を簡単に表にまとめてみます。

UV-AUV-B
窓ガラス通過率約50%
(複層ガラスの場合は10~20%)
ほぼ通過しない
日焼け・皮膚が黒くなる
・シミやしわの原因
・ヒリヒリ赤くなる
文鳥の日光浴メンタルや発情に影響尾脂腺の脂がビタミンDに変化し吸収
人間血流がよくなる皮膚で直接ビタミンDが生成

文鳥にとっても、人間にとっても、大切な日光浴・・・。

日焼けのしすぎはシミやしわの原因、また皮膚がんの心配もあり、特に女性は日焼けは絶対にしたくない!という方がほとんどかと思います。

しかし、まったく日光に当たらないとビタミンD不足の心配や、メンタルも不安定になりがち、概日リズム(体内時計)も整いづらくなります。

余談ですが、北欧では日照時間が短いことから、うつ病患者が非常に多いのも有名な話ですが、間接照明やインテリア、妖精などが出てくる物語も有名ですね。これは日照時間が極端に短く、長い冬の暗さを心地よく過ごすための知恵から生まれました。

日本でも近年「冬季うつ」という言葉を聞くようになりましたが、朝起きたらカーテンを開けて陽射しを浴び、短時間の散歩やウォーキングなどで適度な日光浴をし、愛鳥さんとともに心身ともに健康で過ごしたいですね。

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