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文鳥の爪切り

文鳥飼育

文鳥の爪切り:大切なケア

ペットを飼っていると、避けて通れないものの1つが「爪切り」ですよね。文鳥も爪切りは避けて通れません。

私はこれまで「素人の私がやるよりも、プロにお任せしたほうが一番安心で安全」だと思い、ペットショップや動物病院に連れて行ってましたが、今回、動物病院での爪切りの際、カノンが足を痛めてしまいました。カノンは動物病院に行くと、診察室でほんの隙を狙って逃げて飛び回り、いつも看護師さんや先生にご迷惑をおかけしていました。

カノンにストレスがかかっているのも気づいてはいましたが、それでも私がやるよりプロに任せればストレスがかかる時間も短く安全だと思い、良かれと思っていたことが大切な子にけがをさせてしまったことに落ち込み、それと同時に改めて爪切りについて考えるチャンスをもらいました。

爪切りは、正しい方法や場所を選ばなければ、思わぬトラブルが起きることもあります。

今回は、爪切りの必要性から具体的な方法まで、私自身が知識を得る一環として詳しくまとめてみました。

爪切りの必要性:放置するとどうなる?

まず、文鳥の爪が伸びすぎると、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • ケージや衣類に爪が引っかかってケガの原因になる
  • 止まり木での安定性が低下して、足への負担が増える
  • 爪の伸びすぎにより血行不良や痛みの原因になったり健康に影響しやすくなる

文鳥にとって爪切りはストレスになりますが、だからと言って放置してしまうと、爪が伸びすぎて健康や行動に悪影響を及ぼす可能性があります。爪切りは文鳥が快適に暮らすための大切なケアの一つです。

なぜペットの文鳥は爪が伸びやすいのか?

文鳥を飼われている方は、天然木の止まり木を使っても、あまり効果がないように感じたことはありませんか?

私はなるべく野鳥と同じように天然木を使えば爪切りの頻度が減るのではないかと思い、普段から天然木の止まり木を使うようにしてみましたが、爪切りの頻度は変わりませんでした。

そもそも文鳥はインコと違い、枝に足を置いているだけで、枝をぎゅっとつかんでいることが少ないんだそうです。確かに普段から見ていても、特に前の真ん中の足と、後ろ側の足は枝に触れてもいないということが多いです。これでは枝で爪が削れることはありませんね・・・。

また文鳥などのフィンチは、枝から枝へというより地面(床)を歩くことが多い鳥。スズメなどの野鳥は飼い鳥に比べると圧倒的に運動量も多く、コンクリートを歩いたりして自然と削れますが、飼い鳥は部屋の中をいくら歩いてもやはり爪は削れにくいのは当然です。

以上の理由から、ペットの文鳥はどうしても爪が伸びやすく、定期的に切る必要があります。

爪切りの頻度

爪切りの頻度は個体差によって異なりますが、早い子だと2~3か月に1回、おおよそ半年に1回という子が多いようです。

ですが、中には爪切りをしなくてもいい子もいて(うらやましい!)、さまざまです。

うちは2か月半を過ぎると「伸びてきたな」と感じ、3か月過ぎると服などにひっかかるようになるので、いつも3か月に1回を爪切りの目安としています。

爪切りの方法3選(メリット&デメリット)

文鳥の爪切りには大きく分けて3つの方法があります。

  1. 動物病院で切る
  2. ペットショップに依頼する
  3. 自宅で自分で切る

それぞれ詳しく、特徴と注意点を見てみましょう。

1.動物病院で切る

動物病院での爪切り。(ぼかしをいれています)

プロに任せるので安心感がありますが、文鳥にとって慣れない場所でのケアは恐怖心から強いストレスになることがあります。診察料+爪切り料がかかるため、初診か再診かにもよりますが料金は1000円~2000円ほどかかるところが多いかと思います。

また、プロだから言って100%「安全」とは限りません。きちんとした技術を持った獣医師やスタッフがいるかどうかを確認することが大切です。

メリットとしては、獣医師による「診察」になるので、体重測定や触診など簡単な診察はしてもらえますし、健康診断のタイミングだったり、健康に不安がある場合は爪切りと一緒に検査なども受けることができます。

2. ペットショップに依頼

ペットショップによっては、爪切りを提供している店舗もあります。手軽ですが病院同様、文鳥にとっては慣れない場所での爪切りはストレスになる場合があります。

また、店舗によっては担当者の経験に差があるため、注意が必要です。

メリットは500円~1000円程度と、病院に比べて安くやってもらえるところです。「当店からお迎えした子は爪切り永久無料」なんていう、嬉しいサービスがあるお店もあったりします。

3. 自分で切る

慣れが必要ですが、文鳥が普段過ごしている自宅で行えるため、環境によるストレスを最小限に抑えられることが最大のメリットです。ただし、飼い主自身が正しい知識と技術を身につけることが必要不可欠です。

また爪切りしたあとしばらく、飼い主が愛鳥に嫌われてしまうのは「あるある」のようです。

どの方法を選ぶ場合でも、文鳥のストレスを考慮し、その子にあった方法でケアすることが大切ですね。

爪切りについてのアンケート結果

今回、記事を作成するにあたり、インスタでアンケートを取り、普段愛鳥さんの爪切りをご自身でされている皆さんから、コツやアドバイスをいただきました。それをもとに、私が調べた内容も併せてご紹介します。

まずは、アンケート結果からご紹介します。

質問1:爪切りをどこでやっていますか?

なんと6割以上が自宅でやっているという結果!!

質問2:自宅で爪切りをしている方は、何人でやっていますか?

質問1のアンケートをしたときと時期が異なるので、回答者数に大きな差がありますが、約半数は、一人で爪切りをしているとの結果でした!

コツとアドバイス

保定すらできない私にとって爪切りをご自分でされている方たちは、尊敬に値します。そんな方々からコツやアドバイスなどをいただきました。

いかがでしょうか?!

皆さんいろいろと工夫をされながら爪切りをされてるのが分かりますね。タオルを使われている方が多くいらっしゃって、私もこれはぜひ取り入れたいと思いました。

自分で爪切りする方法と注意点

爪切りに必要なもの、あるといいものは以下の4つです。

  • 専用の爪切り(ニッパー型がおすすめ。人間用でも可)
  • 柔らかいタオルや布(文鳥を包んで落ち着かせる、飼い主のケガ防止のため)
  • 明るいライト(血管が見えるようにするため)
  • 止血剤(万が一、血管を切ってしまったときのため)

爪切りの手順
1. 文鳥をタオルで優しく包み、動きを抑えます。
2. 明るい光で爪の中の血管を確認します。
3. 血管から2mmほど離れた部分を切ります。
4. 切った後はケージに戻し、安心させてあげましょう。

注意点
• 血管を誤って切ると出血します。その場合は止血剤を使いましょう。
• 初めて切る場合は短時間で済ませ、文鳥が不安を感じないよう心がけます。

自宅での爪切りは、文鳥・飼い主ともに慣れた環境で行えるというメリットがありますが、文鳥の足は非常に細くこわいですし、神経を使います。まずは保定がしっかりできるようになることが大事ですね。

私も少しずつ練習して、爪切りのスキルを習得していきたいと思います。

まとめ:文鳥の健康とストレス管理を両立するために

最後に、簡単に表にしてまとめてみます。

方法/メリット&デメリットメリットデメリット
1.病院で切る・プロに任せられる
・健康診断や診察もできる
・費用がかかる
・文鳥へのストレスが大きい
2.ペットショップで切る・費用が安く済む
・気軽に行ける
・店員のスキルに差がある
・文鳥へのストレスが大きい
3.自宅で自分で切る・ストレスを最小限に抑えられる
・費用がかからない
・飼い主の知識と技術の習得
・爪切り後、愛鳥に嫌われる

文鳥の爪切りは、健康維持だけでなく、ストレスを最小限に抑える配慮も重要です。特に病院やペットショップでのケアは、技術や文鳥の性格によってはトラブルの原因になり得ます。我が家のカノンが足を痛めてしまった経験からも、場所や方法を慎重に選ぶ必要性を痛感しました。

自宅での爪切りにチャレンジするのは、文鳥のストレスを軽減する一つの方法です。ただし、最初は動物病院やペットショップ、YouTube動画などで爪切りのやり方を観察し、技術を学ぶのが良さそうです。

爪切りは愛鳥とのコミュニケーションの一環でもあります。文鳥の表情や動きを観察しながら、安全でリラックスできる環境を整えてあげたいですね。

健康で快適な暮らしをサポートするために、飼い主としてできることを少しずつ増やしていきましょう!

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