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知らないと後悔する?|文鳥お迎え前に知っておきたいこと【後編】

文鳥飼育

お迎え前に知っておきたいこと

今回は、前回の続きで「文鳥お迎え前に知っておきたいこと」の後編として、あと2つをご紹介したいと思います。

前回の「クリッピングについて|文鳥お迎え前に知っておきたいこと【前編】」は以下からどうぞ。

クリッピングについて|文鳥お迎え前に知っておきたいこと【前編】
文鳥をお迎えしたあとで「え、そうだったの!」と後悔しないために、「お迎え前に知っておきたいこと」を前編と後編に分けて紹介しています。前編では、賛否両論が絶えない「クリッピング」についてお話します。

ペレットとシード

2つ目に知っておきたいことは、小鳥の主食は、「ペレット」か「シード」があるということです。

ペレットとは、必要栄養素をバランスよく配合した人工飼料です。病院ではペレットを推奨されることが多く、私もカノンの初めての健康診断のとき小鳥の病院で、ペレットをおすすめされました。

シードは、穀物や種子など自然由来の飼料。昔から「小鳥の餌」と言えば、シードでした。シードの場合は、青菜などの野菜やボレー粉などを添えます。「ネクトンs」や「トルネン」のような、水に溶かすタイプのビタミン剤もあればより安心です。

「ペレット」のメリット&デメリット

ペレットのメリットは、必要な栄養素が含まれているので、基本的に副食は要らず、ペレットと水だけでいい手軽さがあります。また殻が出ないので、ケージ周りなど掃除もシードに比べると楽でしょう。

デメリットとしては、ペレットの歴史がまだ比較的浅いことです。またペレットは国産もあるが、海外のものが多く、価格もシードに比べるとやや高め。コロナ禍のときは、なかなか入手が難しかったように、海外のものなのでいつ買えなくなるか分からない点がデメリットと言えます。

「シード」のメリット&デメリット

シードは、穀物や種子の殻を剥いて食べたり、合わせて青菜やボレー粉なども食べるので、小鳥本来の食事に近く「食べる楽しみ」が多いことがメリットです。(シードは殻付きだけでなく、殻を剥いたものもあり、栄養素は殻付きのほうが高い)

デメリットとしては、やはり殻の飛び散りでしょうか。日々の掃除が大変です。そして老鳥になったときや、万が一病気などになったとき、病院でペレットを奨められることがありますが、そのときにペレットを食べる可能性は、低いと思ったほうが良いでしょう。

経験から思うこと

前回のクリッピングの話と似ていて、カノンがいたお店の方に、挿し餌は粟玉とペレットなど3種類をお湯を混ぜて作るようレクチャ―を受けたあと、「一人餌になったら、こちらです」と、ナチュラルペットフーズ(NPF)のエクセルというシードを案内していただきました。私はそれを見て、昔ヒヨコを飼っていたときを思い出し、「鳥の餌ってこんな感じだったなー!」と思ったぐらいで、ペレットというものがあるとは知らずにいました。

もちろん挿し餌も初めてなので、「挿し餌というのはこういうのを食べるんだ」と思っただけで、それがペレットだとということも分かりませんでした。お店の方から「一人餌になるまでは挿し餌を~」と言われましたが、「ヒトリエ?一人え?枝の”え”かな?自分で枝に掴まれるようになるまでってこと?」と思っていたほど何も知らなかったのです。(笑)

挿し餌で使っていた3種類。左から「フィースト」「あわ玉」「リトルバードセレクションPROパフォーマンス」
2021.1.27撮影 挿し餌からシードに切り替えを試みた初日、まだうまく殻を剥けず。

しばらくしてからペレットを知り、早速切り替えようといろんな種類のペレットに挑戦しましたが、どれも一粒も食べることなく封を切っただけで無駄にしてしまい、移行はことごとく失敗に終わりました。もちろん私が甘かったせいもあります。カノンが何度もごはんの器を覗いてはショボンとしている姿や、お腹をすかせ攻撃してくるようになり、耐えられずシードをあげるとイライラしながら食べていて、毎回こんなストレスを溜めて食事だなんて・・・と可哀想に思い断念しました。

下記は、ズプリームを買ってあげてみた時の動画。食べている「フリ」だけで、一粒も食べていません。何を思ってこんなに「美味しそうに食べるフリ」をしたのかは不明・・・飼い主に気を遣ってくれたのかな?(笑)

一人餌になるとき、最初からペレットをあげていれば、移行する苦労を経験することはありません。

ペレット食の子がおやつにシードを食べるのは簡単ですが、シードから後々ペレットに移行するには日にちがかかることも多く、飼い主と文鳥の我慢大会になりがちです。「小鳥の主食にはペレットとシードがある」ということをあらかじめ知っておき、お迎え時には、どちらで育てるかをあらかじめ決めておくといいでしょう。

下記は、参考までに我が家が試したペレットを載せておきます。挿し餌で食べていたペレットの同メーカー「リトルバードセレクションプロ フィンチ専用」も試しました。「ラウディブッシュ」や「ハリソン」などもメジャーで、ペレット食の子たちの好みがそれぞれ分かれるようです。

ケージ選び

3つ目は、ケージ選びについてお話します。

カノンを迎えたお店では、「当分ケージは要りません。まだしばらくは飛べないですし、自分で体温を調節できないのでプラケースで充分ですよ。少しずつ飛べるようになってきたら、ケージを用意してくださいね」と教えて頂いたので、お迎え時にケージは購入しませんでした

そしたら、お迎えして1週間もしないうちに飛ぶようになったのです。

慌ててホームセンターにケージを買いに行ったのですが、店頭にあった中で白色の、少しお値打ちになっていたものにしました。サイズもパッと見で選んだので、滞在時間はものの数分。

後から、もっと色々見てから選べば良かったと後悔しました。

我が家のケージは、サンコーの「バードケージ30」。このケージが悪いということではありません。これを使っている方はたくさんいらっしゃるし、私は今もこれを使っています。でも購入後、カノンへの愛情が大きくなるほど、「適当に選んだこと」を後悔しました同じものを選ぶにしても、もっと吟味すればよかった!と思ったのです。

ケージはお洒落なものから、小鳥に優しい素材で作られたもの、機能性が優れたものなど色々あります。ケージは一度買うと、頻繁に買い替えるものではないし、ケージに慣れるまでに時間がかかる子もいるので、サイズや品質、何を重視したいかなど、愛鳥を思い浮かべながら、長く使えるものを選びたいですね。

まとめ

私は、あまり知識を持たない状態でお迎えをしたにも関わらず、これまで大事に至ることもなく、知らなかったことで大きな後悔をすることもなく、本当にラッキーだったと思います。

唯一、ペレットは食べれるようにしておけばよかったなぁということぐらいです。

やはりお迎えするなら知識は持っていて損はないし、例えばお店の方に質問するにも、知識があったほうが色々と聞くことができますよね。私のように計画性のないお迎えより、ある程度の知識を持ってからお迎えするのがベターかと思います。

また「昔小鳥を飼っていたけど、久しぶりにお迎えしたい!」という方も、時代は変わり飼育の仕方も大きく変わっているので、すでにお持ちの知識をアップデートをしてから、お迎えすると良いと思います。

ただ運命の出会いは確かにあるんですよね。「この子だ」と思える出会いは大切にしつつ、もしお迎え時、お店で店員さんから知らない単語が出てきたり、疑問があったり、何かをオススメされて判断しかねるときは、遠慮せずどんどん聞いて確認してみましょう。

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