文鳥はグルメ。
おやつにフルーツや粟穂、煮干しや豆乳など、色々なものを食べます。与えてはいけないものもたくさんあるので、あげる前には飼い主の責任で、ちゃんと調べてからあげましょう。
「文鳥が食べれるもの、食べれないもの」は下記の記事を参考にしていただくとして、今回は我が家のカノンも大好きな「豆乳」「煮干し」「海苔」の3つについて書いてみようと思います。
おやつについてよくいただく質問
インスタグラム「文鳥カノンのHappy Life」の投稿では、よく「豆乳」「煮干し」「海苔」のおやつが登場します。そのたびにDMで、よくいただく質問があるので、今回はそれをまとめつつ、紹介したいと思います。
よくいただく質問は、以下の4つが主な内容です。
- 豆乳の種類について
- 豆乳を与える量と頻度について
- 煮干しは人間用かペット用か
- 海苔の種類について
私が小鳥の病院で先生に確認した内容も交えて、お伝えしていきますね。
豆乳の種類について
豆乳は、スーパーなどで売っている人間が飲む「無調整豆乳」をあげています。調整豆乳やいろんなフレーバーの豆乳は、糖分や添加物が入っているため極力避けましょう。
たとえ少量であっても、文鳥の体重は平均25gほど…ざっくり小麦粉大さじ3杯前後の重さしかありません。人間から見て少量の糖分でも、文鳥の体重に換算すると糖分摂りすぎになってしまうので、気を付けてあげてください。
商品名やメーカーについても聞かれるのだが、個人的にはこだわっていません。ただなるべく「いつも一緒」にならないようにしています。
これの理由については、完全に私の個人的見解と判断なので、興味のある方だけどうぞ。
私は「外国産大豆使用の有機豆乳」と「国産大豆使用の豆乳」を、なんとなく交互に購入していることが多いです。おそらく国産大豆のほうは、記載がないので有機ではない。外国産でも有機大豆がいいのか、有機じゃないけど国産大豆がいいのか、私の中で判断しかねています。その状態で「ひとつに絞る」のはリスクがあると思っていて、リスク回避の「平均法」をとって、あえてメーカーにもこだわらずその時その時で選んでいます。
「文鳥にそこまで考える必要があるのかどうか」というのは正直分かりません。
ただ、余った豆乳を自分で飲まないといけないこともあって、そうしています。
豆乳を与える量と頻度について
我が家のカノンは、あまりに豆乳が好きなので、ある時いつもお世話になっている小鳥の病院で確認してみました。
先生のお話では、無調整豆乳で1日に1~2滴程度なら毎日あげてもいいとのことでした。
当初、美味しそうに豆乳を飲むカノンの姿を見て幸せな気分になっていた私は、毎日あげてもいいなら!と喜んで豆乳をあげていたのだが・・・たった数日ほどで見事に飽きて飲まなくなりました。
よくよく考えたら当然ですね。人間だって、どんな大好物であっても毎日食べるようになったら、さすがに飽きるし「食べれる!」という喜びも価値もなくなってしまいます。
これでは楽しみがなくなり、逆にカノンがかわいそうだと気付いたのです。それ以降は、「たまにしか飲めないご褒美の豆乳」にしました。
「爪切りを頑張ったあと」「病院に行ったあと」「誕生日などの特別な日」「長時間のお留守番を頑張ったあと」などにあげています。
カノンにとっての「しあわせ」や「楽しみ」を確保してあげるのも、飼い主である私の役目だと気付いた瞬間でした。
煮干しは人間用かペット用か
我が家では人間用の煮干しで、メーカーは「株式会社サカモト」。塩無添加、酸化防止剤無添加の「健康たべる小魚」を与えています。
カノンは、私と同じタイミングでご飯を食べたがるし、同じものを食べたがるので、私がカノンに合わせて食べられるものを一緒に食べることで、お互いに幸福感を得ています。
ご飯やおやつは、一人よりも家族と一緒に食べたほうがより美味しい!という私の価値観のもと、そうしています。
小鳥の病院では、「猫用の煮干しだと減塩してあるので、それでもいいですよ」と教えて頂きました。やはり塩分には気を付けるように、とのことでした。
文鳥が煮干しを見つけた時の反応はとても興味深いですね。なにか本能的なものを感じます。煮干しの頭を真っ先に食いちぎり、ボロボロにする・・・食べるというよりは、粉々にするのが目的のようにも見えます。
粉末状態になれば自然と口の中にも入り、カルシウムを摂れるので、換羽期には、煮干しをあげる頻度を少し増やしています。
海苔の種類について
海苔は、塩やオイルなどがついていなければ、そこまでこだわってはいません。通常の焼き海苔、よくある「有明産の焼き海苔」が多いかもしれないです。
私は週末の仕事は帰りが遅いことが多いので、時々コンビニなどでおにぎりを買うのですが、そのおにぎりの海苔を少しちぎってあげたりもします。
カノンは海苔をくわえたまま、部屋中を飛び回って、海苔が唾液でベタベタになり、クチバシが黒くなるまで楽しんで、嬉しそうにお気に入りのバッグの中に隠しに行きます。数日間は、バッグの中でその海苔を楽しんでいるようです。
まとめ
文鳥や人間にとって、どんなに好きで身体に良いとされているものであっても、特定のものを摂り続けることは体に良くないし、先にも書いた通り、毎日当たり前に食べれるとなれば、「ご褒美」や「楽しみ」が無くなってしまいます。
おやつは、「楽しみ」がずっと「楽しみ」であり続けるように、メリハリをつけるようにしています。これは「飼い主」の責任と役目だと思っています。もちろん毎日あげても飽きないのであれば、許容範囲内であげるのもいいでしょう。
おやつに限らずですが、飼い主の自己満足や、できる範囲で人間都合の判断にならないように気を付けています。人間が文鳥の立場になることは難しいけど、「人間ではない動物」が、私たち人間と共存してくれてることを前提に考えることを心がけています。
たかがおやつ。されどおやつ。
人間と暮らしてくれている文鳥は、自分でご飯を選んで得ることができません。飢えることはないけど、私たちが与えるもので生きるしかない。どちらが幸せかというテーマの話ではなく、カノンには今ある環境下での「幸せな暮らし」ができるよう、私なりに考えベターを尽くしたいと思っています。
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