ペットと暮らすということは、大変だと感じることも多いものです。
ここでは文鳥をお迎え予定の方や、文鳥をお迎えしたいと考えている方に向けて、責任を持って最後までお世話するためにも、デメリットをお伝えできればと思います。
メリットを知りたい方は、こちらから!
文鳥を飼うデメリット5選
文鳥を飼うと、どんなデメリットがあるか、5つに絞ってお伝えします。
- 電気代が高くなる
- 掃除に追われる
- 書類など紙の管理が必要になる
- 予定が狂いやすい
- 旅行がしづらくなる
ひとつずつ解説していきますね。
電気代が高くなる
文鳥をお迎えするときには、必ず温湿度計も用意しましょう。
文鳥をお迎えすると、年間を通して温湿度管理をしなければなりません。特にヒナの頃は、体温の調整ができないため、25度以上に保たなければなりません。成鳥後も、年間を通して温度は20度~25度あたりが好ましく、湿度は50~60%が良いとされています。
我が家の室内温度は、夏場がおおよそ26~29度、冬場は20~23度、湿度は年間の平均40%~50%です。特に冬場の寝るときのケージスペースでは22~25度、湿度50~60%を維持しています。睡眠中に寒いのがつらいのは、人間も文鳥も同じだと考えて、温湿度をやや高めに調整しています。
夏場は、私が在宅・不在に関わらず、文鳥のために24時間エアコンをつけっぱなしにしており、2023年8月の電気代は約8600円でした(一人暮らし、使用エアコン1台)。
冬場は、40Wの保温電球を使用しています。不在時にケージ内の温度が下がらないように、エアコンが自動で作動するように設定しており、2023年12月の電気代は約5000円ほどでした。
小鳥に限らずペットがいる家庭では、電気代が上がることを覚悟しておく必要があります。年間を通して文鳥が一羽でもいれば、電気代が上がることは覚悟しておくべきでしょう。
掃除に追われる
ペレット食であれば、シードの殻が飛び散ることはありません。しかしそれだけではなく、こんな小さな小鳥一羽でもいると日々掃除に追われることになります。
まず欠かせないのがケージの掃除です。体調が悪かろうが、熱があろうが、これははずせないルーティンのひとつになります。もちろん飼い主の気持ち的に大丈夫であれば2~3日に一度でもいいかもしれません。
ケージの掃除には、餌やお水を入れる容器、止まり木、ケージ全体、底面の新聞紙などの取り換えが含まれます。また、ケージ内で水浴びをする場合は、水浴び器も洗います。そしてケージ周りも掃除します。
小鳥には、1日数回の放鳥時間が必要なので、そのときには室内も汚れます。放鳥中は飼い主の服や机の上、床、いたるところにフンを落とすので、目を離さずにフンを拭き取ります。
換羽期になれば、ケージ内だけでなく部屋に抜けた羽が落ちます。羽だけでなく、一見フケのような粉も落ちるのですが、これが私は結構気になってしまうほうです。
室内で水浴びさせる場合、水浴び後は羽をバタバタさせて水しぶきを飛ばすんですよね。パソコンやスマホ、電化製品にも注意が必要です。
また、鳥は高いところが好き。カーテンレールに登ったり、テレビの上や棚、冷蔵庫の上にいることもありますが、そこからもフンを落とすことがありますので、カーテンや家具も汚れることがあります。
とにかく掃除や洗濯に追われます!我が家ではこれがきっかけでロボット掃除機を購入しました。
しかしそれもかまわないほど、文鳥の可愛さは半端ないんです。
書類など紙の管理が必要になる
文鳥は本当に紙類が好き。ティッシュ、新聞紙、書類、郵便物やレシート、お金(お札)は、安易に置いておけません。文鳥によってはちぎって食べてしまうので、ボロボロにされるだけでなく愛鳥のためにも紙類をそこらへんに置いておかないようにしなければいけません。
ティッシュを食べてしまう子は、ティッシュケースを蓋付きにするなど、対策をしましょう。大切な書類の記入や手紙を書くなどするときは、文鳥をケージに入れてからするのがベター。
予定が狂いやすい
ベタ慣れの子になると、飼い主の手の中や肩の上、襟元などでスヤスヤと寝てしまいます。こうなると飼い主はその可愛さに態勢を維持し続けてしまうのです。
このあと掃除するつもりだったのに。買い物行くつもりだったのに。トイレ行きたいんだけど。夕食の準備が~・・・等々。その可愛さと次の予定に葛藤することに。
旅行がしづらくなる
小鳥は、餌やお水さえ多めに入れておけば2泊3日程度でも問題ないと言われていることが多いです。飼い主がそれで心配なく旅行を楽しめるのなら、問題ないでしょう。
私もお迎え前は、2泊3日程度なら行くつもりでした。
しかし実際は、とてもじゃないけど無理!というのが正直な感想です。これは人によるかもしれません。信頼できる預け先があったりすればいいと思いますが、私は実家ですら預けるのは心配で・・・
1泊2日が限度。2日目は昼過ぎには帰りたいのが正直なところです。可能であれば、翌日は仕事を休みにしてそばにいてあげたいとさえ思ってしまいますが、これはあくまで私の感覚です。
カノンがいるうちは、1泊以上の外泊は諦めています。
まとめ
デメリットもメリットも、考え方次第。いいことはいいこととして、デメリットはメリットに置き換えればいいのです。
電気代は増えたけども、同じ部屋で過ごせば人間側も快適に過ごせるようになるし、掃除に追われるということは、掃除する習慣が身につき、常に部屋を綺麗に保てるということ。書類をこまめに片付けるようになれば紛失も減るし、書類の記入やお手紙なども「この時間しかない」と思えば、さっさと書くようになる。予定通り動けなくても、そのぶん癒されるし、旅行に行きづらくなったけど、こんなに可愛い子に出会えて新たな生活を手に入れました。
メリットもデメリットも表裏一体で、視点を変えることでどちらにもなり得えます。
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